サウンドまんぼう。

ポータブルオーディオのこととか。あと自論。

MUSE HIFI「THE East 6」を試す。

 まったく購入した理由が思い出せないのだが、最近自分のタイムラインで話題になったため、オーディオブログのメンツを保つべく執筆する。

MUSE HIFI「THE East 6」

使用DAP:iBasso Audio DX320EX(AMP11 MK2s)

パッケージ

 撮影が下手なため、光の反射でプリズム色があるが実際は銀色の光沢がある色合いである。
 ノズル変更による音質調整ができるため、それぞれの周波数特性が裏面に表示してあった。

 個人的推しのRoHS対応。外装を外すと逆さまに…私にとってこれは吉兆だ。

 箱の中はこのような感じだ。裏面に緩衝材を設けているのは高評価だ。

筐体

 矢じりのような形状で、メッシュになっている部分(R側)から内部が透けているのが分かるだろうか?
 IEM形状に近いが、ノズル前が膨らんでいるので装着感にクセを感じるかもしれない。

付属品

 保管ケースとイヤーピースが3種類。2pinタイプのケーブルだ。交換ノズルはケースの中に収められていた。

音の傾向

 初めて音出ししたときに驚いたのは、その音の近さだ。はっきりと聴こえるボーカルに、伴奏が絶妙に合わさっている。とにかく音がハッキリ聴こえるので曲を余すことなく味わえる、そんなチューニングに仕上がっていると感じた。
開放型ということもあり、聴き疲れしないのもうれしい。

 ノズルによる音の変化は今回省略させていただく。

製品名の由来

 誰もが気になるであろうこの「EAST 6」の名。筆者なりの考察を付け加えておく。

 まずパッケージ内に記載があるこの一文。

"THE East 6" was specially adopted to pay tribute to the world's first manned spacecraft.

 翻訳すると「世界初の有人宇宙船に敬意を表した」という感じになる。
そして1961年4月12日といえばご存じの方も多いだろう。
ソビエト社会主義共和国連邦ガガーリン少佐が人類で初めて有人宇宙飛行を行った日*1である。

 この「ボストークがロシア語で「東」を意味しており、それを英名に直したものと思われる。

便利な時代になったものだ。スマホで撮影した画像から文章を翻訳できるとは…

 

 「6」については確証がない。Wikipedia*2によれば、ガガーリンが搭乗したのはボストーク1号ボストークは6号まで存在しているので、それに合わせたか、「EAST」というイヤホンのシリーズが6代目なのか、筆者の調査不足で不明である。

総括

 個人的にはかなりの掘り出しものと感じている本イヤホン。コストパフォーマンスも良いので、ちょっとした投資と思えばお買い得ではなかろうか。
 たまにはちょっと違うイヤホンで、宇宙空間にいるような静寂を感じながら音楽に浸るのも良さそうだ。

 

2023.11.26 編集

*1:

ボストーク - Wikipedia

*2:脚注1と同じページ