このイヤホンを知ったのはいつだったか。twitterのタイムラインで知った気がする。
音元出版刊「PREMIUM HEADPHONE GUIDE MAGAZINE Vol.19 2022WINTER」にて再会したのは最近のことだ。
特集を読んで、付属品の多さに惹かれた。何よりブランド創立者がイヤホン愛好家で、ユーザー視点の製品づくりをしていることに注目がいった。
私が好きなブランドはイヤホン趣味からブランドを立ち上げ、成功している場合が多い。声音記憶も同じように発展すると直感したからだ。
さて、前置きが長くなってしまったので、紹介に移ろう。
声音記憶(Sonic Memory) SM2
1.パッケージ外観
まずはパッケージだ。直方体の箱でシンプルなものになっている。
英名は「SONIC MERORY」のはずなので、印刷ミスだろうか?
SM2の開発には複数のブランドが関わっているようで、背面に記載がある。
2.内装
開封すると、ポストカードと音楽CDが出てくる。可愛いイラストだ。なお購入動機の一つとして、このポストカードが封入されていることをある方のブログで知った。感謝申し上げます。
ポストカード裏面にちょっとしたサプライズがあるのだが、ネタバレ防止のため記事末に記載する。『6.ポストカードについて(ネタバレあり)』を参照いただきたい。
イヤホン類は弁当箱に収まっていた。2段構成で上段にはイヤホンとケーブルがある。
この弁当箱、電子レンジにも使えるようで、蓋にベントが付いている。持ち運び用のバンドも付属している。イヤホンを購入したとは思えない内容だ。
下段にはイヤーピースと保管ケースがある。
青がリファレンス、赤が低音強化だ。
ケースはイヤホンとケーブルを束ねても、きっちり収納できた。
3.音質
箱出し直後の感想だが、ダイナミックドライバーの割に、各楽器の分離感があり、全体的にすっきりした音の印象である。
ボーカルはやや弱い感はあるがバランスが悪いわけではない。聴き疲れしないチューニングに感じている。
四角い筐体も耳にフィットし、安定しているようだ。
4.総括
発売日の前日に急遽予約購入に至ったのだが、良い買い物をしたと思う。
イヤホン・パッケージ・満足度すべてにおいて私の評価が高い製品であった。
私は簡素なパッケージより、付属品が豪華なほうが好みなので(今の時代には沿わないが…)、開発者は本当にイヤホンが好きで、ツボを心得ていると実感している。
価格を見ると安くはないが、愛好家の満足度は高いと思う。いかがだろうか?
5.謝辞
イヤホン購入の際、「audio-sound@premium」様の記事が後押ししてくださったので、ここに感謝を申し上げます。ポストカードの絵柄が分かっていなかったら、おそらく購入していないでしょう(笑)。
中華イヤホン SonicMemory SM2 レビュー - audio-sound@premium
6.ポストカードについて(ネタバレあり)
SM2の付属品として、特製ケース、弁当箱、ポストカードまでは把握していた。
開封していて一番うれしかったのは、ポストカード裏に「メッセージ」が記載されていたことだ。
説明書の中にも、中国語で手書きのメッセージが印刷されている。
それとは別に、日本語で改めてポストカードに書かれていたのがうれしかったのだ。
(翻訳サイトを利用したため確証はないが、同じ文面であるようだ。)
日本のユーザーに対し、これ以上のメッセージはないだろうと思う。
今後も声音記憶には注目していきたい。