634EARS「MILOAK-Ⅱ Japan Limited」
購入は昨年末だったのだが、聴きなれてから執筆したいと思い、今の更新に至る。
筆者は同時期に発売したD社のPMと悩んでいたのだが、在庫が切れていたことと、試聴して本イヤホンの方が特徴的な音だった。
ブランドの製品紹介をスマホ片手に参照しながら、これは面白いイヤホンだ、と購入を決意したのだ。サイトの宣伝効果をもろに受けた感じだが(笑)。
※本記事は製品の付属品等も紹介します。
開封時の楽しみを損なう恐れがあるので、ご了承の上閲覧ください。
使用DAP:iBasso Audio DX320EX(AMP11 MK2s)
パッケージ
外箱を開けると、メッセージが印刷されている。さらに製作者であるムサシ氏の直筆コメントが同封されていた。ハンドメイドならではの気遣いが嬉しい。
付属品
ポーチの中に、イヤホンが収められた保管ケースが入っている。
ケース自体はよく見るタイプだが、ロゴや手作りされたスポンジ枠がつけられている。
この型枠がイヤホンを固定でき、ケーブルも絡まないように収納できるため、非常に使い勝手がいいのだ。
他はイヤーピースと、ステッカーがあった。ファンには嬉しいところ。
製品の説明書と、管理方法のノウハウも同梱されている。同様の内容は634EARSのホームページでも参照できる。
筐体
最大の特徴となる筐体背面には、アフリカンパドゥクが使用されている。天然素材ならではの唯一感を味わえる。
ケーブルはMMCXになっているので、リケーブルも可能だ。
全長は少し長めだが、重さは感じない。
音の傾向
e☆イヤホン秋葉原店の店頭ポップには『太くて力強い低域』とあり、私もその通りだと感じた。
ズンズン響くわけではなく、あくまで低域の音を一歩前へ持ってきたようなチューニング。
聴き始めは全体的にピントが少しずれている感じはしたが、慣れてくるとフォーカスが合いはじめた。
ムサシ氏の音作りの狙いである『楽しく音楽を聴く』を体現するイヤホンになっていった。
総括
特徴的な音が出るイヤホンを探して見つけた本製品。個人的に好きな低域重視ということも相まって、かなりお気に入りとなった。
制作者との設計思想にも共感できているので、少し無理して買った価値があった。
初めて触れたブランドでもあり、新たな世界を見せてくれた出会いに感謝したい。
2024.01.20 編集